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水沢なお『美しいからだよ』


第25回中原中也賞受賞!


すべてのものは透明になるというのなら、ダイヤになったあなたを、通りすがりの取るに足らない、知らない誰かにあげてしまいたかった。あなたを誰かにあげたかったあなたを誰かのものにしてあげたかった。
(「モーニング」)

「言葉を超えてゆくフィジカルとしての絵画のように、語り得ない何ごとかにはるかその射程を伸ばしている」(田野倉康一)、「柔軟性とスター性を兼ね備えた、唯一無二の書き手。肉体の細部を捉えるまなざしが、語りの中できらきらと乱反射する」(文月悠光)。生物の枠をこえ、転生と変容を重ねてゆく言葉の身体。第54回現代詩手帖賞受賞詩人、待望の第1詩集。装画=みなはむ、装幀=中島浩
重版出来!

本体2000円+税
四六判並製・120頁
ISBN978-4-7837-3690-5
2019年11月刊

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現代詩文庫『佐々木安美詩集』


詩の妄想


なぜ詩を書かなくなったのかと
人に聞かれることもあるが
破壊したい衝動が
破滅を願う気持ちが
嘔吐のようにこみあげてくる
(「十二月田」)

「妄念の薄闇をきわだたせる暗黒の口がより身近に迫り、彼のことばはその日を生きるための護符として強度を増している」(井坂洋子)
『虎のワッペン』『さるやんまだ』(H氏賞)『心のタカヒク』、一時期の中断をへて刊行された『新しい浮子 古い浮子』(丸山豊現代詩賞)を全篇収録。“さるやん”の詩的冒険の軌跡。
解説=中本道代、柿沼徹、久谷雉

本体1500円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-1023-3
2019年11月刊

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現代詩文庫『松下育男詩集』

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詩の行方


ほんとうにせつなくなるのは
とても好きなものがそうでなくなる瞬間
そこにうすい膜がはりつめていて
それを通り抜ける瞬間なんだ
(「初心者のための詩の書き方」)


「彼がハンカチーフのように言葉を一振り二振りすると、読者の心にはとても静かで温かいものがゆったりと流れはじめる」(清水哲男)
すでに入手の難しい初期詩集『榊さんの猫』、『肴』(H氏賞受賞)をはじめ、長い沈黙の後に提出された『きみがわらっている』、近作「初心者のための詩の書き方」までを収める。
解説=上手宰、池田俊晴、廿楽順治

本体1500円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-1022-6
2019年11月刊

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