2024年9月27日発売 現代詩手帖10月号
特集 白石かずこ、果てなき詩の航海
◎対談
高橋睦郎+小池昌代 野放図に闘いつづけた知性
◎アンソロジー
白石かずこ代表詩選 高橋睦郎・小池昌代 選
Now is the time/ハドソン川のそば/男根/10月のセンチメンタル・ジャーニー/My Birthday/雨季・または脱出の試み/中国のユリシーズ/生霊(カア)/メローを消せ/現れるものたちをして/バス停
◎レクイエム
吉増剛造 神人ノ長息
井坂洋子 数億光年の一瞬
水田宗子 スピリットは風に乗って 白石かずこさんへ
原 成吉 ジャズとビートと白石かずこ 朗読とトークの記録
バートン・ブルーム エロスと宇宙のはざまで 白石かずことの思い出
山崎佳代子 母
白石由子 母の思い出
津村由美子 白石かずこさんとの日々
岡本 啓 会わない
◎インタビュー
菱沼眞彦 半世紀をともに過ごして
◎写真
白石かずこアルバム
◎資料
白石かずこ年譜1931-2024
特集 シュルレアリスム宣言100周年
◎論考
朝吹亮二 詩、自由、愛、新たな秩序へ 『秘法十七』『シャルル・フーリエへのオード』
永井敦子 日本の「シュルレアリスム宣言」を読む
京谷裕彰 冨士原清一 ふたたびの東京 一九三七‐一九四四
伊藤琢麻 シュルレアリスム詩と第一言語、第二言語
◎新連載詩
水沢なお つめたい水 水辺のカーテンがゆれる
◎クリティーク
守中高明 非‐人間的なるものの詩学(下) 生、不可能、証言
◎作品
中上哲夫 ドラマのようにはいかない コロナ禍の日々
田野倉康一 TSUKISARA18
渡辺玄英 地球の影が落ちて
広田修 連禱
漆原正雄 どうやらまだ
◎連載詩
高橋睦郎 山水詩とは 謝霊運へ
平田俊子 花江 なにが詩それが詩
◎連載
岸田将幸 信じるに値するもの 帰農する宮沢賢治(下) 夢の後のかざぐるま
青野暦 止まり木に詩人のをらぬ夜の秋 明るいページで
青柳菜摘 セルフプレグナンシー セルフインプロヴィゼーション
◎書評
藤田晴央 煮えたぎる詩的表現 齋藤貢『遠い春』
一方井亜稀 綿々とつづく言葉たちわたしたち 『大崎清夏詩集』
栗原飛宇馬 魅惑的な光学装置 安智史『萩原朔太郎と詩的言語の近代――江戸川乱歩、丸山薫、中原中也、四季派、民衆詩派など』
◎月評
神尾和寿 問題のある生き方 詩書月評
松本秀文 詩の読み方 詩誌月評
安里琉太 季語と主体Ⅲ 季語を形而上の位置におかないために 到来する言葉[俳句]
笠木拓 外気にさらす裸身の心 川本千栄『裸眼』 うたいこがれる[短歌]
◎新人作品
10月の作品
◎選評
川口晴美 書き続けることでしかたどり着けない
杉本徹 現実と、もうひとつの現実
表紙・扉写真=今井智己
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩
定価1430円(本体1300円)
次号2024年11月号は、「特集・新鋭詩集2024/同じ屋根の下で――台湾同志詩の現在」を予定しています。どうぞお楽しみに。