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2024年8月28日発売 現代詩手帖9月号

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特集 粟津則雄――精神の軌跡

歌仙
粟津則雄+古井由吉+吉増剛造+菊地信義 越の梅の巻/鬚面の巻/馬洗ふの巻/時はいまの巻/ロマネスクの巻

追悼
吉増剛造 歌仙 光なき光に曝さらされて
高橋順子 粟津さんは詩人だった
三浦雅士 ひとつの時代の終わり 粟津則雄を悼む
鈴村和成 ランボーと父親
野村喜和夫 ふたたび批評的共生へ 『正岡子規』を読む
池井昌樹 原初の問い 『畏怖について など』をめぐって
近藤洋太 音楽の薫陶
齋藤 貢 レンブラントの恐るべき眼 粟津則雄さんを悼む

資料
粟津則雄主要著作一覧

小詩集
Sawako Nakayasu/柴田元幸訳 T-SHIRTS FOR ANTS WHO HAVE COME UNDONE: AND OTHER POEMS ほどけっちまったアリのためのTシャツ 他三篇

座談会
円城 塔+布施琳太郎+平川綾真智 「詩情」の変換 AI時代に編む言葉

作品
安藤元雄 妹の思い出
支倉隆子 9月らら・雑
嘉陽安之 牙

連載詩
高橋睦郎 明るい冥界 王維へ
平田俊子 踊り子草 なにが詩それが詩
江代 充 童子 小冊の栞
山尾悠子 夢見る階段愛好者の話 鏡の中の鏡

追悼
今福龍太 夢通いの涯てで 追悼・川満信一

連載
藤原安紀子+中尾太一 くらやみのなかで 共の、壊れた外口で
岸田将幸 信じるに値するもの 帰農する宮沢賢治(上) 夢の後のかざぐるま
青野 暦 土を踏んでゆくため、わたしの足の裏は濡れた。 明るいページで
青柳菜摘 セルフプロデュース セルフインプロヴィゼーション

書評
福島 亮 小ささの倫理、世界大の「詩の親密圏」 阪本佳郎『シュテファン・バチウ――ある亡命詩人の生涯と海を越えた歌』
目黒裕佳子 真実を告げ知らせる禁断の果実 高柳聡子『埃だらけのすももを売ればよい――ロシア銀の時代の女性詩人たち』
佐峰 存 蝶から羽化する蝶 アマンダ・ゴーマン/鴻巣友季子訳『わたしたちの担うもの』
ロペス・パソス・フアン・ホセ 自由への賛歌 ルース・ポソ・ガルサ/桑原真夫編訳『秋のコンチェルト』
田村奏天 暗い美を靡かせる鳥類の旅 小笠原鳥類『吉岡実を読め!』

月評
神尾和寿 どこかで始まり、どこかで終わる 詩書月評
松本秀文 言葉にできない 詩誌月評
笠木 拓 光を容れた器はじきに 岡本真帆『あかるい花束』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 季語と主体Ⅱ 季語を形而上の位置におかないために 到来する言葉[俳句]

新人作品
9月の作品

選評
杉本 徹 この世界を凌駕するほどの
川口晴美 物語では掬い取れない輝きを求めて

表紙・扉写真=清水裕貴
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年10月号は、「特集・白石かずこ 果てなき詩の航海」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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