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2024年7月26日発売 現代詩手帖8月号

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特集 動物と読む現代詩

座談会
駒ヶ嶺朋乎+カニエ・ナハ+森本孝徳 動物と詩の世界制作

論考
小池昌代 蜆・犬・蚕・鳥
管 啓次郎 詩の動物について
小笠原鳥類 文学は生物学、詩集は図鑑、詩は動物 『海のへんな生きもの事典 ありえないほねなし』と現代詩
鳥居万由実 火炎の国の狼が私たちの世界を守る 犬塚堯と村上昭夫の動物詩が描く人間中心性の彼岸
蜆シモーヌ 豚と犀と、あたし。野性のための巡礼
青柳菜摘 セルフエクリチュール セルフインプロヴィゼーション
小島日和 言葉の孤独
青本柚紀 氾濫する反射光 水沢なおにおける身体の攪乱的な表象
河田 桟 馬のリズムに入り込む
三上 修 現代詩の沼、鳥研究の沼

作品
暁方ミセイ キャンプ


小詩集
建畠 晢 戸袋観音の歌は止んだ

作品
高橋睦郎 正体は闇 李賀へ
平田俊子 JPB なにが詩それが詩
江代 充 石工たち 小冊の栞
高柳 誠 飛礫考 光の階梯/闇の折り目・最終回
小林坩堝 序詩
オリオン瞬平 ひっそりと、あったりする、のだ

連詩
野村喜和夫+長濵よし野+雨澤佑太郎+高橋幸寛+川上雨季 とある日 第12回エルスール財団新人賞受賞第一作

海外詩
イリナ・グリゴレ 誰も知らないルーマニアの詩の泉

クリティーク
守中高明 非‐人間的なるものの詩学(上) ガザ・ジェノサイドに直面して提起すべき問いとはなにか

レクイエム
樋口良澄 言葉が「肉体」であろうとした時代 追悼・唐十郎
ジェフリー・アングルス エスノポエティクスの先駆者 追悼・ジェローム・ローセンバーグ

連載
蜂飼 耳 言葉への抵抗、合図としての詩 森本孝徳 詩の現在へ
岸田将幸 カネについて 営農、共生、病気、原発 夢の後のかざぐるま
青野 暦 このすがたではおそらく会わない 明るいページで

レビュー
岡本小百合 夢素の探求 吉増剛造「ネノネ」展

書評
岩切正一郎 文字ならぬ文字、声ならぬ声のほうへ 野村喜和夫『パッサル、パッサル』
北川朱実 ウィスキー色の一日がふいに揺れて 岩木誠一郎『声の影』
今宿未悠 最果タヒ関数 最果タヒ『落雷はすべてキス』『恋と誤解された夕焼け』
佐藤文香 連詩の読み方 野村喜和夫編『しずおか連詩 言葉の収穫祭』
藤井貞和 姉妹の溢れる思い 毬矢まりえ・森山恵『レディ・ムラサキのティーパーティ――らせん訳「源氏物語」』

月評
神尾和寿 でない者の、これから 詩書月評
松本秀文 詩を支えるもの 詩誌月評
安里琉太 季語と主体Ⅰ 季語を形而上の位置におかないために 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 言葉が世界を受肉する 黒木三千代『草の譜』 うたいこがれる[短歌]

新人作品
8月の作品

選評
川口晴美 わたしがいる、ここはいったいどこなのか
杉本 徹 詩と小説の違いから

表紙・扉写真=原田裕規
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年9月号は、「特集・粟津則雄、芸術と批評」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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