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2023年6月28日発売 現代詩手帖7月号

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夏の作品特集 幻想とポエジー

巻頭詩
山尾悠子 バルトロメウス或は蝟集性について 新連載

対談
粕谷栄市+池井昌樹 詩の愉楽、生の翻訳

作品
時里二郎 栗鼠韻 《言語の胡桃》より
帷子耀. 芳一の耳
瀬崎 祐 黒子
斎藤恵子 鳥遊び
広瀬大志 ノストラダメージ
松尾真由美 雪と氷と花の過剰と
糸井茂莉 踊り子 Vaundyに
北原千代 庭を巡って
杉本徹 釘の絵 他一篇
大木潤子 夢見たことのない花
平鹿由希子 藪の裂き道
後藤美和子 緩衝地帯 他四篇
森山恵 ゆくへ
酉島伝法 転轍機
望月遊馬 人形峠
海東セラ オリフィス
平田詩織 ひとり旅
尾久守侑 一休休休
十田撓子 ラシャシャン
小縞山いう 腋窩と《   》
水下暢也 青雨再々
夏野雨 踊り場
石松佳 腕時計の競走馬たち
紫衣 神隠し

エッセイ
高原英理 詩が必要とする幻想とは何か

連載完結
瀬尾夏美 戦争に行った人 声を汲む・最終回

連載詩
高橋睦郎 血に血を重ねて 江馬細香へ
平田俊子 渋谷 なにが詩それが詩
井戸川射子 想像は、遠くまで及ぶことはない いい運搬

クリティーク
飯吉光夫 平時の中に戦時を見る世代 クリストフ・ランスマイアー+アンゼルム・キーファー詩画集『砂糖空ぞらのもとで』

レクイエム
八木忠栄 素手で詩と闘い、小説と闘ったひと 追悼・富岡多惠子
野沢 啓 先生、残念でなりません 追悼・菅野昭正

連載
高良 勉 西表・世界遺産の島へ 琉球弧から
桑田光平 サンゴールの後継者 アマドゥ・ラミンヌ・サル 声を集めて――フランス語圏の詩人たち
野崎有以 クラプトン、武道館一〇〇回公演 「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]

書評
中本道代 朔太郎の多彩な相貌 『萩原朔太郎大全』
松永美穂 記憶を語り継いでいく 山崎佳代子『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』
中島悦子 己の息のかかるところ 定道明『木橋の穴』
松尾静明 景色と気配 谷元益男『越冬する馬』
山﨑修平 遊歩することが文学だ 高原英理『詩歌探偵フラヌール』

月評
北川朱実 ほろ苦い時間が熟成されて、 詩書月評
一方井亜稀 輪郭の向こう側 詩誌月評
笠木 拓 冷たく貴い手を恃むだけ 安田茜『結晶質』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 結社の変容 Ⅰ 「俳壇」五月号 到来する言葉[俳句]

新人作品
7月の作品

新人選評
山田亮太 「ここへ渡ろうとするおまえを押し戻してやることはもうできない」
峯澤典子 プロローグから沈潜の時間へ

表紙・扉・目次写真=紫衣
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年8月号は、「特集・福間健二、エンドロールなき詩魂」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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