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2023年5月26日発売 現代詩手帖6月号

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【特集】詩と小説 二刀流の現在

対談
井戸川射子+マーサ・ナカムラ 生まれつつあるものの縁に立って

論考・エッセイ
小池昌代 くるくると回っているものたち
四元康祐 詩と小説と散文をめぐる断章
カニエ・ナハ 詩の完膚なき迄の敗北(あるいはリンスインシャンプーとしての詩と小説に就いて)
山﨑修平 詩とはなにか、小説とはなにか
青野 暦 遠近法の破壊 井戸川射子小論
水沢なお 透明な海のかたち

【特集】吉本隆明から考える

対談
瀬尾育生+村瀬学 自己表出の種、季節体の結び 「日時計篇」を手がかりに

論考
神山睦美 横超忌について
宗近真一郎 たたかう惑星、あるいは、論争サクセッション 十一度目の横超忌の余白に

受賞第一作
藤井貞和 定家さん、定家さん 第74回読売文学賞受賞第一作
野村喜和夫 豚は渇きの9階で育っている 第4回大岡信賞受賞第一作
鎌田尚美 アンカット 第56回小熊秀雄賞受賞第一作
芦川和樹 三つ葉のオセロ、日傘を持たない 第61回現代詩手帖賞受賞第一作
水城鉄茶 水医者、水の動画 第61回現代詩手帖賞受賞第一作

作品
新井高子 蟬音
たかとう匡子 在りし日

連載詩
高橋睦郎 恋とは?詩とは? 魚玄機へ 緑翹へ
平田俊子 肺 なにが詩それが詩
井戸川射子 船首像は人を模し いい運搬

座談会
青木風香+雨澤佑太郎+今宿未悠+川上雨季+小島日和+栁川碧斗+吉永太地(司会)
それぞれの場所で、詩とともに 『とある日--詩と歩むためのアンソロジー』刊行記念会

レビュー
長濵よし野 今ここにある、ありよう/答えのひとつを 『とある日――詩と歩むためのアンソロジー』によせて

クリティーク
野沢 啓 意識を超えて詩を書くこと 日本詩人クラブ大阪例会講演要旨

エッセイ
甲斐扶佐義 ほんやら洞とオーラル派 京都のビート詩人たち

連載
蜂飼 耳 心身の反応を記録する 暁方ミセイ 詩の現在へ
高良 勉 沖縄戦と詩・文学 琉球弧から
桑田光平 セネガル作家会議 声を集めて―フランス語圏の詩人たち

レクイエム
倉橋健一 時代相に徹した生涯 追悼・齋藤愼爾

書評
管啓次郎 声と声が呼び交わす地帯に向かって 四元康祐『ダンテ、李白に会う――四元康祐翻訳集古典詩篇』
吉田恭大 言葉が発せられるとき 橘上+松村翔子+山田亮太『TEXT BY NO TEXT』
フアン・ホセ・ロペス・パソス ガリシア人の精神 ロサリア・デ・カストロ/桑原真夫編訳『新葉』
古屋 朋 心が動く時間 三角みづ紀『週末のアルペジオ』

月評
北川朱実 緑風が詩行を渡って、 詩書月評
一方井亜稀 未明の声、音の行方 詩誌月評
安里琉太 まなざしと季語 山西雅子『雨滴』 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 踏みしめて縫うかぎり道は 石畑由紀子『エゾシカ/ジビエ』 うたいこがれる[短歌]

新人作品
6月の作品

新人選評
峯澤典子 夢の一冊への助走として
山田亮太 「ここではことばがわたしだし/わたし以上になることもある」

表紙・扉・目次写真=水沢なお
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年7月号は、「夏の作品特集 幻想とポエジー」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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