2023年4月28日発売 現代詩手帖5月号
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【特集】新鋭詩集2023
◎作品
青柳菜摘 詩人の病院 第28回中原中也賞受賞第一作
竹中優子 愛宕神社まで
伯井誠司 詩に
大坪あんず 梅の花が咲きはじめた朝に
山腰亮介 みなものもなみ/もなみのみなも
鈴木康太 感光 他二篇
江田つばき 歩道橋
小川芙由 エニィ・エニィ
向坂くじら ぶん
布施琳太郎 種の季節性誤変換
張文經 そのひとの呼吸
姜湖宙 師弟
四塚麻衣 抜錨
大島静流 刃
赤司琴梨 空白
◎アンケート
新鋭詩人2023 profile
第61回現代詩手帖賞発表
◎発表
第61回現代詩手帖賞 受賞のことば
◎受賞作
芦川和樹 結合は夢差し色コンデンスミルク(抄)
水城鉄茶 同じうたをうたう
◎選考対談
小笠原鳥類+森本孝徳 安定性を破る、噓のない遊び
第1回西脇順三郎賞発表
◎発表
第1回西脇順三郎賞 受賞詩集『Voix』
吉増剛造 道路の遠近を忘れたり(陶淵明「桃花源ノ記」) 受賞のことば
◎選評
朝吹亮二、太田昌孝、加藤孝男、小池昌代、野村喜和夫
◎作品抄
吉増剛造 〝桃は、桃に、遅れ、、、、、、!〞〝隅 、ッ、ぺ!〞(抄)
◎新人賞
今宿未悠 猿
◎クリティーク
杉本徹 西脇順三郎の未発表発言いくつか あるノートからの拾遺
◎講演
鴻鴻 自由には、戦いを 今、私の詩歌に対する想い 謝恵貞訳
◎作品
蔡雨杉 音楽による宇宙遊泳 他一篇
◎エッセイ
杉本真維子 同じ危うさのなかに
◎連載詩
高橋睦郎 愛の詩の秘密 ルイイズ・ラベへ
平田俊子 隣人 なにが詩それが詩
井戸川射子 鳥の声が、私たちに聞こえる いい運搬
瀬尾夏美 陸前高田アーカイブ2018‒2023 二重のまちを生きる 声を汲む
◎受賞第一作
山本博道 小さな島で 第56回日本詩人クラブ賞受賞第一作
◎対話
酒井直樹+坪井秀人 国民国家と文学のシステム 荒地を荒地として生きること・最終回
◎連載
西成彦 入りなさい、行きなさい 世界がゲットー化する時代に・最終回
高良 勉 くにざかいの島 与那国島へ 琉球弧から
桑田光平 息をするように アブデラティフ・ラービ声を集めて フランス語圏の詩人たち
野崎有以 制約下の静かな抵抗 「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]
◎書評
塚原史 シュルレアリスムの起源再考 後藤美和子『評伝ジャック・ヴァシェ』
細見和之 これはもう西成彦の世界文学論だ 『死者は生者のなかに』『声の文学』『旅する日本語』
広瀬大志 脳ミソはドイツクッキーの味 山﨑修平『テーゲベックのきれいな香り』
大野南淀 安心せよ、強烈な信号であろうとも 蜆シモーヌ『膜にそって膜を』
◎月評
北川朱実 詩情が、楽器のように響いて 詩書月評
一方井亜稀 留め置かれる形 詩誌月評
笠木拓 Against paternalyricism 中島裕介『memorabilia/drift』『polylyricism』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 〝習熟〞の他方へ 山岸由佳『丈夫な紙』 到来する言葉[俳句]
◎新人作品
5月の作品
表紙・扉・目次写真=水下暢也
表紙デザイン=中島 浩
定価1430円(本体1300円)
次号2023年6月号は、「特集・詩と小説/吉本隆明から考える」を予定しています。どうぞお楽しみに。