詩の本の思潮社

ホーム現代詩手帖 > 2022年5月27日発売 現代詩手帖6月号

2022年5月27日発売 現代詩手帖6月号

null

【特集】北川透を読む
対談
北川透+瀬尾育生 現在へ、深層へ 〈現代詩論集成〉の問い

論考
村瀬 学 北川透の、萩原朔太郎の「手」と吉本隆明の「触手」の考察
彦坂美喜子 特筆すべき二つの事 『北川透 現代詩論集成5――吉本隆明論 思想詩人の生涯』をめぐって
宗近真一郎 力の意志が〈吉本隆明〉を差延/流動化する 『北川透 現代詩論集成5――吉本隆明論 思想詩人の生涯』における「遅れ」と「仮構力」
北村岳人 餓えひしがれている 吉本隆明の、あるいは北川透の、あるいは現在の、

清水哲男追悼
レクイエム
中上哲夫 われら、みな同時代人。 最後の詩集『換気扇の下の小さな椅子で』を読む
松下育男 たくさんのうれしかったこと
平田俊子 ソファと椅子
久谷 雉 後退戦

菊地信義追悼
レクイエム
粟津則雄 菊地信義を悼む
吉増剛造 菊地信義、光の塊。
日和聡子 装幀の力
杉本真維子 「溢れ」として生きる

連載詩
高橋睦郎 史は志を謂う 司馬遷へ
松浦寿輝 人外詩篇 28
文月悠光 救わない 痛みという踊り場

受賞第一作
竹中優子 宝石 第60回現代詩手帖賞受賞第一作

作品
八木忠栄 火の食卓
渡辺武信 ヒーローの疲労
関 中子 五月の町 二篇
網谷厚子 凍土を歩く
桑田 窓 第五惑星

連続対談
吉増剛造+和合亮一 未来が背中を押している 石巻から/浪江から

連続討議
稲川方人+中尾太一+菊井崇史 説話は抵抗たりえるか 現代詩季評・最終回

連続対話
酒井直樹+坪井秀人 文明論的転移と日本文化論 荒地を荒地として生きること

連載評論
蜂飼 耳 現象を捕獲し象る 杉本真維子 詩の現在へ

クリティーク
カニエ・ナハ 回り道の途中で 「現代詩手帖」表紙解題(二〇二二年上半期)

連載
野崎有以 「詩」と「演説」 抵抗は梨の礫か[インターポエティクス]
山口温大 散歩から生まれる詩 Sampoemについて 横断する表現(リレー連載)
福田若之 数寄屋の趣 恩田侑布子『渾沌の恋人――北斎の波、芭蕉の興』 句がふるえるあいだ
藪内亮輔 軽さについて 岡本真帆『水上バス浅草行き』 昏れてゆく短歌

書評
桑田光平 瀬戸内というトポス 望月遊馬『燃える庭、こわばる川』
鈴木正樹 ノンセンスの模索 関口隆雄『マニアックにアニマル』
田野倉康一 「解離」からはじまる  駒ヶ嶺朋子『死の医学』

月評
須永紀子 評することは語ること 詩書月評
山﨑修平 詩と視覚 詩誌月評

新人作品
6月の作品

新人選評
小笠原鳥類 もっとおもしろいものを!
森本孝徳  「望外」なものを招致する

表紙作品=平野泰子
表紙デザイン=戸塚泰雄

定価1430円(本体1300円)


次号2022年7月号は、特集「夏の作品特集 いま私たちは――」を予定しています。どうぞお楽しみに。

ご予約はこちらから