2022年5月27日発売 現代詩手帖6月号
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【特集】北川透を読む
◎対談
北川透+瀬尾育生 現在へ、深層へ 〈現代詩論集成〉の問い
◎論考
村瀬 学 北川透の、萩原朔太郎の「手」と吉本隆明の「触手」の考察
彦坂美喜子 特筆すべき二つの事 『北川透 現代詩論集成5――吉本隆明論 思想詩人の生涯』をめぐって
宗近真一郎 力の意志が〈吉本隆明〉を差延/流動化する 『北川透 現代詩論集成5――吉本隆明論 思想詩人の生涯』における「遅れ」と「仮構力」
北村岳人 餓えひしがれている 吉本隆明の、あるいは北川透の、あるいは現在の、
清水哲男追悼
◎レクイエム
中上哲夫 われら、みな同時代人。 最後の詩集『換気扇の下の小さな椅子で』を読む
松下育男 たくさんのうれしかったこと
平田俊子 ソファと椅子
久谷 雉 後退戦
菊地信義追悼
◎レクイエム
粟津則雄 菊地信義を悼む
吉増剛造 菊地信義、光の塊。
日和聡子 装幀の力
杉本真維子 「溢れ」として生きる
◎連載詩
高橋睦郎 史は志を謂う 司馬遷へ
松浦寿輝 人外詩篇 28
文月悠光 救わない 痛みという踊り場
◎受賞第一作
竹中優子 宝石 第60回現代詩手帖賞受賞第一作
◎作品
八木忠栄 火の食卓
渡辺武信 ヒーローの疲労
関 中子 五月の町 二篇
網谷厚子 凍土を歩く
桑田 窓 第五惑星
◎連続対談
吉増剛造+和合亮一 未来が背中を押している 石巻から/浪江から
◎連続討議
稲川方人+中尾太一+菊井崇史 説話は抵抗たりえるか 現代詩季評・最終回
◎連続対話
酒井直樹+坪井秀人 文明論的転移と日本文化論 荒地を荒地として生きること
◎連載評論
蜂飼 耳 現象を捕獲し象る 杉本真維子 詩の現在へ
◎クリティーク
カニエ・ナハ 回り道の途中で 「現代詩手帖」表紙解題(二〇二二年上半期)
◎連載
野崎有以 「詩」と「演説」 抵抗は梨の礫か[インターポエティクス]
山口温大 散歩から生まれる詩 Sampoemについて 横断する表現(リレー連載)
福田若之 数寄屋の趣 恩田侑布子『渾沌の恋人――北斎の波、芭蕉の興』 句がふるえるあいだ
藪内亮輔 軽さについて 岡本真帆『水上バス浅草行き』 昏れてゆく短歌
◎書評
桑田光平 瀬戸内というトポス 望月遊馬『燃える庭、こわばる川』
鈴木正樹 ノンセンスの模索 関口隆雄『マニアックにアニマル』
田野倉康一 「解離」からはじまる 駒ヶ嶺朋子『死の医学』
◎月評
須永紀子 評することは語ること 詩書月評
山﨑修平 詩と視覚 詩誌月評
◎新人作品
6月の作品
◎新人選評
小笠原鳥類 もっとおもしろいものを!
森本孝徳 「望外」なものを招致する
表紙作品=平野泰子
表紙デザイン=戸塚泰雄
定価1430円(本体1300円)
次号2022年7月号は、特集「夏の作品特集 いま私たちは――」を予定しています。どうぞお楽しみに。