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2022年6月28日発売 現代詩手帖7月号

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夏の作品特集 いま、私たちは――

小詩集
高貝弘也 三つの記憶

作品
岩阪恵子 鳩よ
岩佐なを 厨房ばなし
江田浩司 生きることについて
金井雄二 沈黙の家族
河津聖恵 約束
季村敏夫 夜
佐々木安美 ドブネズミドバミミズ
田野倉康一 TSUKISARA 5
中本道代 椿
野木京子 世界は薄い氷の上に乗っているのに
広瀬大志 貝の予兆
細見和之 消防士
松尾真由美 憂鬱さと胸騒ぎと晴れない霧と
宮尾節子 ぴか
山崎るり子 洗髪
山本育夫 キョリキョリ/ひゅっ
山本博道 世界は今日も戦火の中で
吉田加南子 旅 時間
和田まさ子 この先の海
渡辺玄英 空は収縮し、一点で潰れる

アンケート
いま関心をもっていること/いま詩について思うこと

新連載詩
江代 充 わたしの日を知るものはだれ 下絵抄

受賞第一作
國松絵梨 とかす 他一篇 第27回中原中也賞受賞第一作

連載詩
高橋睦郎 詩人誕生 曹植へ
松浦寿輝 人外詩篇 29
文月悠光 木を蹴る男 痛みという踊り場で

対談
巖谷國士+新井高子 巨大な耳 唐十郎とシュルレアリスム

連載評論
蜂飼 耳 振動という基底に降りる 水無田気流 詩の現在へ
西 成彦 ゲットーの子守唄 世界がゲットー化する時代に

海外詩
呉勒+田中雄大訳 同時代中国の詩人たち

レクイエム
鈴木和彦 遠日点をみつめながら ミシェル・ドゥギー追悼
鈴木正樹 戦後詩の黎明期から 堀内幸枝追悼

リレー連載
カニエ・ナハ 〈しづかな部屋〉から 「謳う建築」展関連イベント「建築と言葉」を巡る朗読リレーに寄せて 横断する表現[建築]
堀江 栞 暗い夜を越えて 菅原克己『定本 菅原克己詩集』 詩集偏愛図書館

書評
添田 馨 「花児」という謎言葉 山本育夫『HANAJI 花児1984-2019』
岡野絵里子 魂の存在を信じて ルイーズ・グリュック/野中美峰訳『野生のアイリス』/江田孝臣訳『アヴェルノ』
髙岸冬詩 変転するテクストの愉楽 ジョン・アシュベリー/飯野友幸訳『凸面鏡の自画像』

連載
藪内亮輔 ディテールと微量の揺らぎ 遠藤由季『北緯43度』 昏れてゆく短歌
福田若之 言葉に対する軽やかな疑い 小川楓子『ことり』 句がふるえるあいだ

月評
須永紀子 何かしら真っ直ぐなもの 詩書月評
山﨑修平 詩とナラティブ 詩誌月評

新人作品
7月の作品

新人選評
森本孝徳 「抵抗」を抱え込まされる
小笠原鳥類 ひょっとしたら全然ダメかもしれない

表紙作品=石井友人
表紙デザイン=戸塚泰雄

定価1430円(本体1300円)


次号2022年8月号は、特集「わたし/たちの声 詩、ジェンダー、フェミニズム」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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