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2021年1月28日発売 現代詩手帖2021年2月号

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【作品特集】現代詩、新しい風

作品
江夏名枝 恋する虜
伊藤浩子 墓標まで若しくは翡翠
髙塚謙太郎 日本語のために 他二篇
峯澤典子 Ripple
ジェフリー・アングルス 名前のないキルト
長谷部裕嗣 波 二篇
疋田龍乃介 思ったより人殺し
一方井亜稀 蟻の塔
佐峰 存 雲の国
板垣憲司 諸島
海東セラ 距離と速度
岡和田 晃 宿便
鈴木一平 雪の計算機
福島直哉 花の日
宿久理花子 発芽のおそれがある
海老名 絢 会話
石松 佳 一日に二度お風呂に入るひとへ

【小特集】マーサ・ナカムラの世界

新連載詩
マーサ・ナカムラ 鏡子と学校 柔らかな壁を押す

論考
藤井貞和 異類を探す
千葉雅也 マーサ・ナカムラの一寸法師
布施琳太郎 ノイズリダクション――マーサ・ナカムラの映像技術について

鼎談
山﨑修平+田中さとみ+マーサ・ナカムラ 世界はディテイルでできている

連続討議
稲川方人+中尾太一+菊井崇史 詩を書いて在るということ 現代詩季評

作品
松浦寿輝 人外詩篇13
八木忠栄 やあ、詩人たち(続) acrostic(折句)の試み
金堀則夫 井処 第31回富田砕花賞受賞第一作
藤原安紀子 AMOEBA ツクノママ、とおい非においての短詩文・最終回

クリティーク
江田孝臣 ルイーズ・グリュック紹介――ノーベル文学賞受賞まで

連載
深瀬サキ(大岡かね子)+赤田康和[聞き手・構成] 母の死、そして「わが病ひ」  大岡信、詩人とその素顔
白根直子 麓にて 永瀬清子の光を受けて 永瀬清子研究の現場から・最終回
綾門優季 東京都のコロナ禍の渦の下 闇雲に言葉を選ばないで
福田若之 広場の山頭火 『新編山頭火全集』 句がふるえるあいだ
藪内亮輔 リアリティの黄昏 永井祐『広い世界と2や8や7』 昏れてゆく短歌
大谷良太 再び剣を抜く わたしが詩を書くとき
西 浩孝 見ろよ―― 与那覇幹夫『時空の中洲で』 詩集偏愛図書館

書評
松下育男 わが事として書く 鈴木ユリイカ詩集3冊
正津 勉 詩と民俗の婚姻の試み 金田久璋『理非知ラズ』
福間健二 正面から出会う 日和聡子『この世にて』
倉田比羽子 内在する先史的ダイナミズム 森本孝徳『暮しの降霊』

月評
松尾真由美 書物の形のこだわりの 詩書月評
奥間埜乃 厚みに触れる手 詩誌月評

新人作品
2月の作品

新人選評
暁方ミセイ 書くことでしか辿りつけないところ
時里二郎 言葉の身体に触れている

表紙作品=芦川瑞季
表紙デザイン=戸塚泰雄

定価1430円(本体1300円)


次号2021年3月号は、特集「詩と災害Ⅰ――記憶、記録、想起」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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