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2020年9月28日発売 現代詩手帖2020年10月号

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【追悼特集】岡井隆

アンソロジー
岡井隆代表歌百首 黒瀬珂瀾編
岡井隆代表詩選 江田浩司編

追悼
北川 透 豊橋時代の私的交友 岡井隆さんの逝去を悼む
高橋睦郎 恋の人
藤井貞和 現代詩がそこにあった
佐々木幹郎 岡井隆の死をめぐって
荒川洋治 明るい楽しみ
野村喜和夫 岡井隆さんを偲ぶ 一現代詩人としての立場から
時里二郎 鳥逐ふ両手
平田俊子 限られた時
阿部嘉昭 「て」の変幻 第二期岡井隆について
小池昌代 空蟬
田中庸介 ゼロ年代の岡井さんと短歌批評会
関口涼子 持続する書き手
蜂飼 耳 日本語詩歌が通り抜けた
小笠原鳥類 晩年の鳥の歌
井上法子 星餐に招かれしひと

小詩集
井川博年 コロナ時代の歌

連載詩
イケムラレイコ 光礼賛 das Meeres Kind・最終回
松浦寿輝 人外詩篇 10
藤原安紀子 biotopos ツクノママ、とおい非においての短詩文

作品
有働 薫 四枚の水彩画 トール・アウリン「バイオリンとピアノのための四枚の水彩画」に倣って
松川穂波 滝
岩切正一郎 さしあたり匿名のデッサンとしての
須藤洋平 Sexual abuse

連続討議
稲川方人+中尾太一+菊井崇史 世界の散文性とどう対峙するのか 現代詩季評

連載
深瀬サキ(大岡かね子)+赤田康和[聞き手・構成] 詩的出発の頃 大岡信、詩人とその素顔
白根直子 都会わすれ 「私のゐる所こそ宇宙の中心なのだ」 永瀬清子研究の現場から

クリティーク
小野原教子 ポエジーの服とからだ 戸田ツトムの仕事
榎本櫻湖 わたしはまたしてもなにも書かなかったことにされるんですか? 「現代詩アンソロジー2010-2019」に抵抗する

書評
岩川ありさ 世界を肯定するための約束 山﨑修平『ダンスする食う寝る』
須藤岳史 逆説へのしなやかな感性 室井光広『詩記列伝序説』『多和田葉子ノート』
宮尾節子 翅毟り詩撃ち 河津聖恵『「毒虫」詩論序説――声と声なき声のはざまで』
木下長宏 丸裸で時代と立ち向かう 季村敏夫編『カツベン 詩村映二詩文』
森山 恵 闇に踏み入るもの マーガレット・アトウッド/出口菜摘訳『サークル・ゲーム』

連載
水下暢也 無題5 クラウス・ウィボニー『見捨てられて、失われて、一人で、冷たくなって』 散文を映像に
依田冬派 馬飼いの河田さんのこと 架空書店[Librairie imaginaire]
北川朱実 センダンの棒 わたしが詩を書くとき
アサノタカオ 出発の決意を胸に秘めた者へ 谺雄二『ライは長い旅だから』 詩集偏愛図書館
早﨑主機 日夏耿之介『訳詩集 海表集』 戦前期の詩書を読む
外山一機 呪いの言葉 伊藤比呂美『道行きや』 俳句の静脈

月評
福田拓也 詩と言語 詩書月評
中島悦子 地獄でいいから 詩誌月評

新人作品
10月の作品

新人選評
時里二郎 詩を前へ進めるもの
暁方ミセイ 読み手への効果を意識して

定価1430円(本体1300円)


次号2020年11月号は、特集「二十世紀日本語詩へ」、「岡田隆彦を読む」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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