現代詩の〈今〉をさがして
日英バイリンガル朗読会
10月11日(土)17:00-
場所:1003 https://1003books.stores.jp/about
〒650-0023 神戸市中央区栄町通1-1-9 東方ビル 504号室
1500円
要予約:1003books@gmail.com
オーストラリアの首都キャンベラで年に一度開催されてきた国際詩祭Poetry on the Moveのメンバーが来日し、日本語詩人とペアになって相互翻訳ワークショップを東京で開催しました。この朗読会では、海外から7名の詩人を迎え、ワークショップ内でできあがった訳詩(日本語)とともに、自作朗読(英語)をします。日本語訳詩は、ゲストの川口晴美さんたちが朗読します。海を越えてやってきた現代英語詩の<今>を、日英バイリンガル朗読を通してお楽しみください。
朗読:
Kawaguchi Harumi 川口晴美(日本)
福井県小浜市生まれ。東京在住。大学在学中に詩を書き始め、23歳のとき最初の詩集を出版。以降、10冊以上の詩集を作り、最新の詩集『やがて魔女の森になる』では第30回萩原朔太郎賞を受賞している。
Kimura Toshio 季村敏夫(日本)
京都市生まれ、兵庫県在住。詩集『木端微塵』(2004年、書肆山田)で山本健吉文学賞、『ノミトビヒヨシマルの独言』(2011年、書肆山田)で現代詩花椿賞受賞。 『生者と死者のほとりー阪神大震災・記憶のための試み』(1997年、人文書院)や『山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート』(2009年、みずのわ出版)等、編著多数。
Tobirano Rabito 扉野良人(日本)
京都市生まれ。真宗大谷派德正寺住職。秋に詩祭「百年のわたくし」(於 德正寺/今年は11月9日)をいとなむ。編・著書に『ためさるる日 井上正子日記1918 - 1922』(法蔵館、2023年)、『ボマルツォのどんぐり』(晶文社、2008年)。
Tokisato Jiro 時里二郎(日本)
兵庫県出身、兵庫県在住。詩集『名井島』(2018年、思潮社)で第70回読売文学賞(詩歌俳句賞)及び第49回高見順賞受賞。最新詩集『伎須美野』(2025年、思潮社)で第63回歴程賞受賞。
Rina Kikuchi 菊地利奈(日本・司会)
滋賀大学教授、キャンベラ大学客員教授。長くキャンベラに暮らし、現在神戸在住。日英対訳詩集『Poet to Poet』(Jen Crawford共編、2017年)『Pleasant Troubles』(川口晴美監修、2018年)、『対訳左川ちか選詩集』(思潮社、2023年)の編訳者。
Es Foongエス・フォング 馮慧君(オーストラリア)
客家系中国人の血を引くマレーシア出身、ウルンジェリ(オーストラリアのメルボルン周辺地方)地方に住む詩人。メルボルンのソニック詩祭のディレクター。waffleirongirl.com
Alvin PANG アルヴィン・パン(シンガポール)
シンガポール出身の詩人・編集者。最新詩集は『All That Is Left of the Sea』(2025年)。作品はこれまで二十言語以上に翻訳されている。ダブリン文学賞の審査員、Civitella Ranieri財団フェロー、RMIT大学客員教員。
Bronwyn Lovell ブロンウィン・ラヴェル(オーストラリア)
オーストラリア・シドニーに生まれの詩人。17歳のときに交換留学生として愛媛県に滞在。南オーストラリア大学教員。研究対象はSF作品における女性表象。詩集『In Bed With Animals』(2022年)をはじめ、エコフェミニズム的な作品を通じて社会変革を訴える。
K A Nelson K A ネルソン(オーストラリア)
ニューサウスウェールズ州の小さな町マッジー生まれ、キャンベラ在住。オーストラリア各地で先住民の人々にかかわる仕事をしてきた詩人。詩集は『Inlandia』(2018年)と『Meaty Bones』(2023年)の2冊。
Paul Munden ポール・マンデン(イングランド)
イギリス出身。オーストラリアのキャンベラで開催されていた国際詩祭 Poetry on the Moveのディレクター。7冊の詩集をはじめ、多数のチャップブックの著者。ヴァイオリニストのナイジェル・ケネディについて散文と詩による研究書もある。
Penelope Layland ペネロペ・レイランド(オーストラリア)
詩人。編集者及びスピーチライターとして長く活躍。現在、オーストラリアのキャンベラとタスマニアで暮らす。『Nigh』(2020年)や『Beloved 』(2022年)など4冊の詩集がある。
Shane Strange シェーン・ストレンジ(オーストラリア)
オーストラリアのメルボルンに生まれ。詩集に『All Suspicions Have Been Confirmed』(2020年)。キャンベラに拠点を置く詩の出版社「Recent Work Press」の発行人を務め、これまでにオーストラリアをはじめ世界各国の詩人による100冊以上の詩集を刊行。
共訳:
Kanie Nahaカニエ・ナハ(詩人)
Kawaguchi Harumi 川口晴美(詩人)
Nakamura Kazue 中村和恵(詩人)
Park Kyongmi ぱくきょんみ(詩人)
Samine Zon 佐峰存(詩人)
Suge Keijiro 管啓次郎(詩人)
Yotsumoto Yasuhiro 四元康祐(詩人)
Damiana De Gennaro(ストックホルム大学大学院博士課程学生)
Irina Holca(東京外語大准教授)
Paula Martinez(上智大准教授)
協力:藤井一乃(思潮社)
撮影:深堀瑞穂
後援:滋賀大学