詩の本の思潮社

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編集部から

城戸朱理さんの『幻の母』が第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しました!

2011年03月30日

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3月11日、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞が発表され、城戸朱理さんの『幻の母』の文学部門受賞が決定しました。【贈賞理由】城戸朱理氏の「幻の母」は、「川の始まり」をめざす現実の、また想像上の旅の行程を良質の抒情的詩想へと昇華した、美しい連作詩篇である。氏のこれまでの作品の特徴をなしていた綺語の戯れが抑制され、静かな声調のうちに人生への思いが沈潜する。「この旅は終わることがない……/始まりを尋ねることは/終わりを問うことではないから」。同時刊行された「世界-海」と併せ、大きな成熟を予感させる一達成をここに見る。



定価2,520円(税込)

菊判上製・106頁

ISBN978-4-7837-3212-9

2010年9月刊


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瀬木慎一氏ご逝去

2011年03月24日

3月15日、瀬木慎一氏が肺炎で急逝されました。
戦後、花田清輝、岡本太郎らの「夜の会」に参加し、芸術運動の最前線で活躍、
小社刊行の『戦後空白期の芸術』や『アヴァンギャルド芸術』においても20世紀
の芸術史の闇を掘り起こす画期的な仕事をされました。
昨秋、刊行された『リルケの孤独の逆説』は、自らのライフワークと位置づけた
リルケ論を、半世紀にわたる持続的な思索と構想を元にまとめた念願の一冊
です。波瀾に満ちた詩人リルケの生涯を書きぬき、氏にとっては最後の著作と
なりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。




東北地方太平洋沖地震の被災地域の皆様へ

2011年03月16日

このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

震災に対する詩人たちからの声をツイッターでも随時お知らせさせていただいております。

一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

ツイッター公式アカウント
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渡辺めぐみさんの『内在地』が第21回日本詩人クラブ新人賞を受賞しました!

2011年03月08日

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2月27日、日本詩人クラブ三賞選考委員会が行われ、渡辺めぐみさんの『内在地』の第21回日本詩人クラブ新人賞受賞が決定しました。贈呈式は4月9日、日本出版クラブ会館にて。【渡辺めぐみ氏詩歴】第2詩集『光の果て』で萩原朔太郎生誕120年記念前橋文学館賞受賞。日本詩人クラブ、日本現代詩人会、日本英米詩歌学会ほか会員。「紙子」「ウルトラ」同人。


定価2,730円(税込)

菊判上製・144頁

ISBN978-4-7837-3193-1

2010年7月刊


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髙木敏次さんの『傍らの男』が第61回H氏賞を受賞しました!

2011年03月08日

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3月5日、第61回H氏賞(日本現代詩人会主催)の選考会が行われ、髙木敏次さんの『傍らの男』の受賞が決定しました。選考委員は菊田守、北畑光男、阿賀猥、新井高子、岩木誠一郎、細見和之、山田隆昭の各氏。贈呈式は5月15日、ホテルメトロポリタンエドモントにて。 賞金50万円。【髙木敏次氏略歴】1968年6月2日京都生まれ。釧路公立大学卒業、現在沖縄在住。本書は第一詩集。


定価2,310円(税込)

四六判上製・88頁

ISBN978-4-7837-3188-7

2010年7月刊


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粕谷栄市さんの『遠い川』が第6回三好達治賞を受賞しました!

2011年03月08日

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2月26日、第6回三好達治賞(大阪市主催)の選考会が行われ、粕谷栄市さんの『遠い川』の受賞が決定しました。選考委員は杉山平一、新川和江、中村稔、池井昌樹の各氏。詳細は「文學界」5月号に掲載予定。選考対象は詩集206冊。贈呈式は4月2日、大阪市公館にて。 正賞=賞状、副賞=賞金100万円と福井県特産品。【粕谷栄市氏受賞のことば】「三好達治賞をいただいて、とても光栄に思います。三好達治は志の高い詩人でありました。日本語の詩の豊かな可能性を私たちに示してくださった詩人だと思っています。その名を冠した賞をいただくことは、私の非常な喜びです。少しでもましな作品を書いて、三好先生のご恩にお応えしたいと思います」

定価2,940円(税込)

B5判上製・94頁

ISBN978-4-7837-3218-1

2010年10月刊


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