詩の本の思潮社

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営業部から

インタビュー・書評 3月8日朝日新聞朝刊「The GLOBE」

2010年03月16日


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「The Author 著者の窓辺」
Web記事

定価2,520円(税込)

A5判日本語部75頁+英語部49頁

ISBN 978-4-7837-2882-5

2009年3月刊


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営業部 社員/アルバイト募集

2010年03月16日

営業部社員/アルバイト募集は4月8日をもって締め切りました。

連絡先
〒112-0005
東京都文京区水道1-7-1-202
思潮社営業部採用係
電話03-5805-7501
FAX 03-5805-7502
メール info@shichosha.co.jp

第10回山本健吉文学賞

2010年03月12日

3月10日第10回山本健吉文学賞が決定しました。
受賞作は下記の3点です。
詩   部門 川口晴美『半島の地図』(思潮社)
俳句 部門 中岡毅雄『啓示』(ふらんす堂)
短歌 部門 永田和宏『日和』(砂子屋書房)
評論部門は、選者山下一海氏の逝去により、今回は中止となったそうです。


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川口晴美『半島の地図』

「透き通った柔らかな文体で、名前のない身体をめぐって多種多様な物語を紡ぎ出してゆく」(毎日新聞・松浦寿輝)

波が削り取っていった離れ島、
地図には記されない土地の名。
揺れる光の先にある、わたしのような――。
不安定な生のかたちを見つめる言葉に、
清冽な抒情といのちのにおいが立ち込める。
装画=曽谷朝絵、装幀=田口寛

定価2,730円(税込)
A5判変型116頁
ISBN 978-4-7837-3140-5
2009年7月刊 品切れ



川口晴美(かわぐち・はるみ)
1962年、福井県生まれ。早稲田大学卒。日本大学、東京造形大学非常勤講師。大学生の頃より詩を書き始める。詩集に『水姫』『綺羅のバランス』(以上書肆山田)『デルタ』『液晶区』(以上思潮社)『ガールフレンド』『ボーイハント』(以上七月堂)『EXIT.』『lives』(以上ふらんす堂)『やわらかい檻』(書肆山田)、編著に『風の詩集』(筑摩書房)『ことばを深呼吸』(東京書籍)『名詩の絵本』(ナツメ社)などがある。

第60回H氏賞/第28回現代詩人賞

2010年03月08日

3月7日第60回H氏賞と第28回現代詩人賞が発表されました。
H氏賞受賞作は田原『石の記憶』
現代詩人賞受賞作は高橋睦郎『永遠まで』です。




田原『石の記憶』

「中国語は硬の中に軟がある。日本語は柔の中に剛がある」(あとがき)
二つの国の間に自らの宿命を定め、言語の根幹にある詩の原郷へと分け入る―
異邦の言葉で紡がれる魂の冒険、26篇。
四川大地震への鎮魂歌「堰き止め湖」を含む二冊目の日本語詩集。


定価2,100円(税込)

菊判変型112頁

ISBN 978-4-7837-3161-0

2009年10月刊


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田原の詩集
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『そうして岸が誕生した』
「近くて遠い中国と日本をむすぶ詩の架け橋、純血が失いがちな豊かさ新しさが、この混血の詩集にはある」(谷川俊太郎)。
言葉への瑞々しい感性が紡ぐ、はじめての日本語詩集。


定価2,520円(税込)

菊判115頁

ISBN 978-4-7837-1927-4

2004年10月刊


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田原(ティアン・ユアン)
1965年11月10日中国河南省生まれ。91年5月来日留学。2003年『谷川俊太郎論』で文学博士号取得。現在、東北大学で教鞭を取っている。中国版の『谷川俊太郎詩選』を2冊出版のほか、北園克衛など日本現代詩人十数人の作品を翻訳。2001年第1回「留学生文学賞」(旧ボヤン賞)受賞。


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高橋睦郎『永遠まで』

未生から生へ、生から死へ、死後へと、さまようもの人間。詩人は死生の境界に身を晒し、存在根源の問いを手放さない。いま・ここを踏みしめながら、<私>を超えて光を孕む、23のおののく贈物。


定価2,940円(税込)

A5判変型130頁

ISBN 978-4-7837-3135-1

2009年7月刊


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高橋睦郎(たかはし・むつお)
1937年、福岡県生まれ。福岡教育大学国語国文科卒。59年、第一詩集『ミノ・あたしの雄牛』(私家版)刊行。以後、詩集に『汚れたる者はさらに汚れたることをなせ』『動詞Ⅰ・Ⅱ』(以上思潮社)『王国の構造』(藤村記念歴程賞・小沢書店)『兎の庭』(高見順賞)『旅の絵』(現代詩花椿賞・以上書肆山田)『姉の島』(現代詩花椿賞・集英社)『語らざるものをして語らしめよ』(思潮社)。現代詩、短歌、俳句、古体詩まであらゆる詩形式を試み、現代日本語における詩の全的な可能性を探る。古体詩集『倣古抄』(邑心文庫)、句集『遊行』(星谷書屋)、歌集『虚音集』(不識書院)、句歌集『稽古飲食』(読売文学賞・不識書院)など。ほかに舞台本、小説、随筆、評論など多数。