詩の本の思潮社

ホーム新刊情報 > 秋山基夫『引用詩論』
新刊情報

秋山基夫『引用詩論』

null


理論的追求


本書は、〈引用〉を人間存在の原理と考え、諸芸術にそれがどのようにはたらいているかを見つつ、さらにすすんで芸術の、なかんずく詩の方法としての〈引用〉についていくらか考えをすすめようとした。
(あとがき)

新しさと独創性を価値基準としてきた近代以降の芸術。果たしてその基準に問題はないのか。漱石、子規、デュシャン、源氏物語、風神雷神図、そして自作まで、諸作品をフィールドに〈引用〉の層を剥がし、詩作を根元から見つめなおす。好著『詩行論』につづく本格詩論。装幀=則武弥

本体2,600円+税
四六判並製・258頁
ISBN978-4-7837-1686-0
2013年6月刊

本のご購入はこちらから