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岡島弘子『ほしくび』

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私が水に出会うまで


私と山梨の水を結びつけた力のことを思う
中央線のたくさんのトンネルを通るごとに
新しい私に変化していったのだろう
(「トンネルをぬける」)

「蒸気となって存続する私の霊のために私も干し首を作ろうと思いたった。私の干し首はこの詩集だ。ほしくびは、はたして宇宙交響のリズムと共振しているだろうか」(あとがき)。360度に広がる視野で、宇宙と交信する新しい生命のために、疎開先山梨での記憶を糸に新たな境地を拓く新詩集。装幀=森本良成

本体2,500円+税
A5判上製・130頁
ISBN978-4-7837-3353-9
2013年5月刊

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