和合亮一『廃炉詩篇[single]』

思潮社オンデマンド第2弾!
思潮社オンデマンド第2弾!
海原に
あなただけの
旗をかかげよ
朝はどこか
朝はここだ
あなたの胸の奥だ
しるしの火だ
(「馥郁たる火を」)
修羅のごとく詩を書きたいのだ――
震災後に一度は言葉を失った詩人が、礫の先にある光を目指して、いまこの世界を這い上がろうとする。自らと、そして世界に突きつける言葉の刃、希望はあるのか、絶望しかないのか。詩の言葉の絶対を疑いながら、素手で掴みとった真実の詩。近刊の最新詩集『廃炉詩篇』から、そのコアとなる「現代詩手帖」連載の連作「廃炉詩篇」を、シングルカット先行発売! 表紙写真=吉増剛造、装幀=中島浩
本体1,200円+税
菊判変型並製・84頁
ISBN978-4-7837-3350-8
2013年4月刊