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植木信子『雲をつかむひと』

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いのり うた わたる


雲が白く流れていく
草に座り足を組めば
ティ ティ ティ ティ ティ ティ
鳥が鳴いている
光が眩しいほどに差してくる
(「光が眩しいほどに」)

思念の悲しみのふちから、幸福や希望をもとめるとき、どのようなほほえみを浮かべていたか。神話やいのり、地層深くに刻まれたうたに耳をすまし、言葉の光を投げかける。

本体2,200円+税
A5判並製・104頁
ISBN978-4-7837-3325-6
2012年9月刊

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