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荻悦子『影と水音』

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光さえも


遠退いていた音色が
ふと戻ってくる
木の葉の姿をして
雨に濡れながら
足元に舞い降りてくる
(「雨が木の葉を」)

闇に翳りの繋がりさえ見極めるような凝視と、言葉に言葉を積み重ねていく緊張感。そして、極点で解れ、溢れ出す情感を描く。装画=著者

本体2,300円+税
A5判並製・106頁
ISBN978-4-7837-3313-3
2012年9月刊

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