詩の本の思潮社

ホーム新刊情報 > 横木徳久『リスボン日記――寛容をめぐる詩的断想』
新刊情報

横木徳久『リスボン日記――寛容をめぐる詩的断想』

null


ポルトガル、魂の故郷


おそらくポルトガル人にとって「寛容」は歴史のなかで育まれてきた大事な精神である。それは願いであるとともに、ポルトガル人が守り続けていかなければならない宿命である。「寛容」こそリスボンという街に最もふさわしい言葉だろう。(あとがき)

この国には戦後の日本が失った何かがある――。東京を発ち、リスボンに移住して6年。下町で一から生活をはじめた著者は、両国の狭間に佇みながら、日々の気づきを批評に深めてゆく。「贋物礼賛」「愛猫日記」などの情趣漂うエッセイ群に、ポルトガル詩を紹介した「現代詩手帖」好評連載を収録。寛容の街リスボンへ、遥かなる誘い。カバー、本文写真=著者

本体2,200円+税
四六判上製・208頁
ISBN978-4-7837-1681-5
2012年8月刊

本のご購入はこちらから