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清岳こう『春 みちのく』

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震災から一年


ところで
おこうちゃん よ
菜の花さくら草チューリップを並べなければ花屋じゃない
孤独なリングに上がらなければボクサーじゃない
(「ゴングは鳴っている」)

「前詩集、『マグニチュード9・0』は被災後一ヶ月間に書きとめたものでした。しかし、春が、夏が、秋が過ぎる中で、さらに新しい事態がつぎつぎと起こり、やはり今日を、明日を生きぬくために書かずにおれませんでした」(あとがき)。震災後、青葉の街に時が巡る。そしていま再び、――春。カバー・書「春」=阿部珠翠

本体2,200円+税
A5判並製・98頁
ISBN978-4-7837-3312-6
2012年8月刊

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