望月遊馬『焼け跡』

どうしてここは、こんなに眩しいの?
どうしてここは、こんなに眩しいの?
休戦した、
地球儀のように行きだおれたい。
わたしは
手袋のような素材になりたい、
(「地球儀のように行きだおれたい」)
ぼくたちの洗いざらしの焼け跡へようこそ! ゼロ年代の現代詩が産み落とした至高のコトバの果実――いま、もっともヴィヴィッドな文学を堪能せよ! 第44回現代詩手帖賞詩人、待望の最新詩集。装画・装幀=白井ゆみ枝
本体2,400円+税
A5判上製・112頁
ISBN978-4-7837-3307-2
2012年7月刊