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白鳥央堂『晴れる空よりもうつくしいもの』

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第47回現代詩手帖賞


澄んだ光の菜の花 そうしてかざした手のひら
数を数え飽きたらすぐに ここまで走っておいで
(「雷鳴語による新しい音楽」)

「そこに現れるのは、人間や動物や事物が同じ資格で、固有名や普通名詞を体にまといつかせて、無数のスイショウのように、存在から生え出てくる場面だ」(瀬尾育生)、「そんな、神様にしか与えられていないような、困難な「やさしさ」を、この詩集が痕跡として持っていることを、私たちはたいせつにしなければならない」(杉本真維子)。現代詩手帖賞受賞から3年、満を持して上梓する、待望の第1詩集。著者自装。

本体2,200円+税
A5判並製・112頁
ISBN978-4-7837-3292-1
2012年5月刊 品切れ