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水田宗子『モダニズムと〈戦後女性詩〉の展開』

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女性詩人たちの表現の根源に迫る


詩と批評に関わってきた私は、現代女性詩の、一瞬にして読者の心を直撃する詩ならではの表現力と、同時に、詩人の感性と想像力、思考や意識をフルに動員しながらもお釈迦様の掌のような文化構造に捕われてもいる、個人的な表現であると同時に文化表象でもある、その魅力に触発されることが多かった。(あとがき)

「わたし語り」から自己表象へ、近代から現代にいたるまで女性詩人たちが辿ってきた、ジェンダーの外部への、孤独で果敢な旅路。〈「わたし」という個体〉をキータームに、左川ちか、石垣りん、茨木のり子をはじめ、吉原幸子、高良留美子、白石かずこらの作品を丹念に読み解く、渾身の評論エッセイ。装画=柳澤紀子

本体2,500円+税
四六判上製・220頁
ISBN978-4-7837-1676-1
2012年1月刊

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