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藤井貞和『春楡の木』

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ちいさな いのち


あと1ミリグラムがほしい、
一滴を砂漠に。
砂漠のちいさな、
にんげんのかくれがに、
一滴が足りなくて。
(「1ミリグラム」より)

「前後二か月だけが大切なのだな、その範囲内にあるのが現代詩なのだとすると、これからさき1か月なら現代詩は持ちこたえられると知られた」(「春楡の木」)。いのちの震えを詩に託す。闇をかきわけ、荒れ地に生い出る言葉たち。あらゆるかたちの試行から、いまに立つ。装幀=奥定泰之

定価2,730円(税込)
菊判変型上製・114頁
ISBN978-4-7837-3253-2
2011年10月刊

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