1人の魔術師のように
お願いだ 気をつけて歩いて
未来はとてもやわらかい
月の光を踏みはずしたら
一つしかない卵がこわれる
(「未来」より)
「どうだろう、この元気のよさは。ためらったり淀んだりしない言葉が、まっしぐらに打ち寄せてくる。詩とは本来、こうしてすべての読者に生気を分け持たせてくれるものだった。きっぱりと前へ進んでやまない、この律動のいさぎよさ」(安藤元雄)。異界と日常の境で詩が跳ねる! 装画=宮原青子
本体2,400円+税
A5判上製・94頁
ISBN978-4-7837-3243-3
2011年7月刊
