もう夢のきれぎれを語るな 沈みゆくものを惜しむな 秋の光をわがものとせよ (「たかはらの蝶」) さまざまな風景のなかにたたずみながら、失われた時間とみずからの存在を問う。知性と感性の鮮やかな融合。「春の魂」「夏の光」「秋の命」「冬の原」の4章39篇から成る、評論集『詩語のフォークロア』につづく詩的実践。
本体2,200円+税 四六判並製・98頁 ISBN978-4-7837-3228-0 2011年3月刊