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後藤義久『諸力』

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労働者が貧しい暮らしの中にあって、逃げの一手は空想の願望でしかないのか。

「新しい世紀に「なって、まるで餌が散らばりつくしているような現代の二〇〇九年になって、後藤義久の新しい詩作品集『諸力』のつらなりの中に、ひとりの老労働者の今更ながらの意気ごみを探索する」(長谷川龍生)。
 
60年代の現代詩手帖投稿欄に旋風を巻き起こした詩人が30余年の沈黙を破り、自らの引き受け続けた時代の痛みを詠う。
 
後藤義久(ごとう・よしひさ)
1937年生まれ。
「大原仔鹿」の名前で「現代詩手帖」新人欄に投稿。
1972年に第一詩集『貧しい血』刊行。

本体2,200円+税
四六判107頁
ISBN978-4-7837-3143-6
2009年11月刊

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