あやふやな終わりのとなりにすわっていよう 立ち上がったらもう何も感じないのだから (「あやふやな終わり」) 「既成概念を相対化する透徹した視線は、自由を生み出す。言語と世界に深い洞察力を持つ詩人の確かな歩みが伝わってくる会心の詩集である」――佐川亜紀 「あやふや」のとなりで感じ続けること。光の渦の中ではなく、曇りの日にこそ見える自分と世界へ。詩25篇。
2530円(税込)A5判変型並製・112頁ISBN978-4-7837-4597-62025年1月刊