白湯をすする年齢になった白湯の味 あるような ないようないつの時代のものか わからない時代がからだの中を とおってゆく(「白湯」)たゆたう日々に浮かぶ、記憶のあれこれ。少ないことば、さりげない筆づかいの妙。ゆるやかな滋味が滲む、詩34篇。6年ぶりの新詩集。著者自装。
2640円(税込)A5判変型上製・94頁ISBN978-4-7837-4572-32024年6月刊