あとどれくらいでしょうかたずねているのは夜明けまでの道のりだろうかそれはたえまなく降りつもるものにほとんど埋めつくされているのだが(「夜明けまで」) 「どこまでもゆけるのではなく/どこまでもゆく/うしろすがたがちいさくなって/星がひとつ燃え墜ちる」(「銀河まで」)。歴程賞を受賞した『余白の夜』から6年、詩のたしかな歩みを示す新詩集。装画=矢野静明
2420円(税込)四六判上製・96頁ISBN978-4-7837-4569-32024年5月刊