私は自分自身に覆われている草ぶきの家の雑草が額をくまなく這い石碑の立ち並ぶあたり 空の裏側が見えるだけだ(「自分自身に覆われている」)唯一つやりたいことは、詩を骨の内に書き込むことだ――四川省成都に住み、その地を愛し、詩人として編集者として、詩と格闘し詩に支えられてきた。日々の内省と観察を昇華する、中国現代詩のあらたな成果。
2420円(税込)四六判並製・188頁ISBN978-4-7837-2795-82024年4月刊