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小川芙由『色えらび lux poetica②』

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リズムの精彩


身体を無視して眼の奥に心を探し当ててしまうから光。そこにねこを、子音のような傷を、隠してやる。しきりに在るばかりの孤独が現象が、ぐうぜんを、見つけたときの反応、3、2、1、
(「ひみつの丘があったこと」)


この凜々しさはなんだろう。よく観察された風景と実直な行為とが織りなす、光まみれの詩群。乱反射することばのファンタジアの中に、ひとりの開け放たれたひと、すっくと佇むひとがいて、こちらをまっすぐ見つめている――大崎清夏

わたしの、だれかの生きる、色とりどりの遠景。2023年度〈ユリイカの新人〉による、あざやかな出発。好評重版! 装画=木村彩子、装幀=戸塚泰雄

1650円(税込)
四六判並製
ISBN978-4-7837-4562-4
2023年11月第1刷 2023年12月第2刷

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