蒸発することを禁じられたわたしわたしたちの 絶え間なく半減する(ふるえる 分岐した朝から 消えていく青い星を見送る (「昨日まで地球の夢を見ていた(水の粒子」) 夜になると鳥は何処で死ぬのか――。滅びの粒子が降りつもり、わたしたちの時間は巻き戻されてゆく。地球の夢を見る、最新18篇!装幀=中島浩
2640円(税込)A5判並製・112頁ISBN978-4-7837-4548-82023年10月刊