夜が明ける前に出かけましょう わたしは光を失うところへ行かなければならないのです (「女将の出立」) 眼球から流れ出た風景は溶けあい、無彩色の波紋から遠く呼び声が響く。湯のなかで渦巻く陰翳が見せるひと夜の宿り。新境地を拓く第7詩集。
2640円(税込)A5判上製・96頁ISBN978-4-7837-3793-32022年7月刊