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季村敏夫 高木彬編『一九二〇年代モダニズム詩集――稲垣足穂と竹中郁その周辺』

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刻まれる光と影


ダダや未来派周辺の青年の挫折をアナキズムやコミュニズム、末尾の児童詩まで拡張し、一九二〇年代の詩の塊りとして位置づけ、二〇年代後半から始まる瀧口修造らのシュルレアリスムとの連関と断絶の研究の一助になればと編集にいそしんだ。(…)詩史に記されることのなかった存在が、こうして一冊に収められた。(「解題」より)

モダニズム詩前夜の混沌たる暗がりの中を、果敢な言語実験で駆けぬける若き詩人たちがいた――海港都市・神戸から出発した稲垣足穂と竹中郁を中心に、新たな視点でまとめたアンソロジー。好評重版!装幀=田中勲
【収録詩人】
受川三九郎、稲垣足穂、猪原一郎、石野重道、近藤正治、田中啓介、平岩混児、高木春夫、遠藤忠剛、九鬼一爾、唯 半児、衣巻省三、野川 隆、冨士原清一、星村銀一郎、橋本健吉、宇留河泰呂、沙良峰夫、藤村青一、小野十三郎、友谷静栄、碧 静江、細田東洋男、竹中 郁、福原 清、山村 順、木水彌三郎、富田 彰、一柳信二、平井 功、黄 瀛、岡田春草、坂本 遼、原理充雄、西村欣二、山田初男、橋本実俊、浅野孟府、市島三千雄、澤 ゆき子、水町百窓、井上増吉、笹井 陶、岡崎龍夫、竹村英郎、浜名与志春、林 喜芳、北村栄太郎、永井 叔、能登秀夫、大正期の児童詩

2200円(税込)
四六判並製・208頁
ISBN978-4-7837-3785-8
2022年4月第1刷 2023年3月第2刷

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