自分では表だと思っていたものを誰かがこんな風にふと裏返してしまうことがあるものだ(「裏庭」)窓辺の月光、影の揺れる夜のさざなみ――そこに椅子ひとつ。磨きあげた言葉で、あわいにそっと小さな光をかかげる、第1詩集。
2200円(税込)A5判変型並製・78頁ISBN978-4-7837-3775-92021年10月刊