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秋亜綺羅『十二歳の少年は十七歳になった』

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詩ってなんだろうという名の旅


動かない時計だって宝物だね
けれどきみがいま秒針に指を触れれば
時間はきっと立ち上がる
空間はすっときみを抱きしめる
(「十二歳の少年は十七歳になった」)

「意味をすこしく壊しては、そこに詩を埋めてみる。今までに見たこともない夕焼けを感じてみたいからだ」(あとがき)。言葉の裏と表がぶつかりあうなかで、意味を超えて浮かび上がるもの。岐路と迷路をへて、東日本大震災10年の今に送る、待望の新詩集。装幀=柏木美奈子

1980円(税込)
菊判変型並製・102頁
ISBN978-4-7837-3767-4
2021年9月刊

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