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建畠晢『剝製篇』

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マボロシの野へ


ああ、誰もが亡霊である雨の日のあの声をどうして防ぐのか。詩人はみな、声だけで集うというのに……
(「あの声をどうして防ぐのか」)

霧の街から横溢する見えない言葉たち。現れては消える影の影……夜の記憶のほうへ。「待ちねぇ、ポエティク」連作を含む、詩31篇。装幀=清岡秀哉

2860円(税込)
A5判上製・128頁
ISBN978-4-7837-3757-5
2021年9月刊

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