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石松佳『針葉樹林』

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第57回現代詩手帖賞


馬の背中は喪失的にうつくしい作文だった。沼に立ち尽くす馬は暗く燃え、やがて皮膚の上には雪が結晶する。
(「絵の中の美濃吉」)

「文字が透き通るだけではなく、書かれている内容も完璧に透き通ってしまう。読み取れるのは、詩の向こうから差し込んでくる陽射しのまぶしさだ」(松下育男)。「直喩と隠喩が分かちがたく用いられている。自在な喩と意味の接続に変化を加えることで、わたしたちの想像力を越えていく」(須永紀子)。清冽なる心音――。水面を吹き抜け、傘を開いてゆく言葉たち。装幀=佐野裕哉

本体2000円+税
四六判変型並製・96頁
ISBN978-4-7837-3738-4
2020年11月刊

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