早く魚座の領域へと 死との境界 駆け抜けたいと ひたすら公転する (「火星裏心、ひゅ〜ら」) 平温で語られるべき「死」が、恐ろしいまでに揺らめいているのはなぜか。 地球が悲しい水の惑星になっているいま、眼差しは熱い氷のように。新詩集。
本体2600円+税A5判変型上製・128頁 ISBN978-4-7837-3716-22020年9月刊