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進藤ひろこ『森がたり』

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ほんとうに生きたのだろうか


言葉を持たないものたちの 近くで
語り尽くせない 森がたりを
睡らずに聴いている夜の 窪みの深さ
(「森がたり」)

「この詩集では、子どもの、いや少女の、目や耳が敏感に動いている。」(吉田文憲)、「自然のなかに身を置き、自然と向き合いながら、そこからさまざまな抒情を紡ぎ出してゆく」(野村喜和夫)。疲れた仕事帰りにふり仰ぐ空。詩への思い。第2詩集。装画=戸次祥子

進藤ひろこ(しんどう・ひろこ)
山梨県甲府市出身。詩集に『夏の破片/牛島の夏』(1986年)がある。

本体2500円+税
A5判上製・112頁
ISBN978-4-7837-3703-2
2020年7月刊

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