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秋山基夫『シリウス文書』

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すべてを詩で


わたしは
灯りが消えない部屋で
物語が外へ出るために
語りつづける
(「始原幻想」)

「詩で何もかも書いてみたらどうか。(…)単に定義の問題として棚上げするのではなく、現在の詩について、あるべき詩について、徹底的に考えてみるべきだろう」(あとがき)。
詩はジャンルなのか、文体なのか。あらためて現代詩が内包する根本命題に実作をもって挑戦する。装幀=則武弥

秋山基夫(あきやま・もとお)
1932年生まれ。大学に入って小説、詩を書きはじめる。長い中断のあと、第1詩集『旅のオーオー』(1965年)を刊行。1960年代後半から、片桐ユズル、有馬敲、中山容らと自作詩朗読の運動((オーラル派」)をおこなう。『十三人』(第1回中四国詩人賞)『家庭生活』(第16回富田砕花賞)『オカルト』『薔薇』『月光浮遊抄』、現代詩文庫『秋山基夫詩集』、『文学史の人々』(思潮社オンデマンド)など著作多数。

本体3200円+税
A5判上製函入・112頁
ISBN978-4-7837-3698-1
2020年6月刊

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