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粟津則雄『見者ランボー』

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ランボーはいつ、ランボーになったのか?


評伝というスタイルを選んだのは、伝記では彼の詩をその生のなかに埋没させることになりかねないからであり、一方評論では、生にのめり込みながら生をつらぬき超える、彼独特の生の重さを充分にはとらえ切れないと思われたからである。(あとがき)


「現代詩手帖」に連載を開始してから35年余り、ランボーの詩と生の全貌に迫るために構想された未曾有の評伝シリーズ、『少年ランボオ』『ランボオの生成』に続く第3弾。「見者の手紙」を綿密に読み解き、同時代の詩的状況を浮き彫りにしながら、「見者」という概念を発見することによって大きく飛躍する少年ランボーを生き生きと蘇らせる!装画=加藤清美

本体2,800円+税
四六判上製・288頁
ISBN978-4-7837-1665-5
2010年9月刊

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