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新刊情報

中島悦子『暗号という』


裏底の偽刻印の 古い文字は隠されて


炒飯作れる?
なら、ちょっとはましかな
料理作れるっていいかんじにおもえるけど
そうでもないか
あんたのどうにもならないところ
混ぜて炒めてあげようか?
(「新島」)

語りえないものへ――過去を呼びこみ未来を暗示する、渾身の連作30篇。『藁の服』(小熊秀雄賞)から5年ぶりの新詩集。装画=三上誠

本体2500円+税
A5判上製・96頁
ISBN978-4-7837-3670-7
2019年8月刊

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