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閻志/竹内新訳『少年の詩』


中国現代詩人シリーズ2(監修=田原)


久しぶりだよ
あたふたとやって来てあたふたと去ってゆくよ
そんなおまえに 樹の名前が言えるか?
もし懐かしむ心が 老いることによるのだとすれば
次に相見えることは期待すべきことか?
 (「少年の詩」) 


1972年に湖北省の小さな町で生まれ育ち、中学時代に文学に傾倒、18歳の時に第1詩集『風雲』を刊行した早熟の詩人は、出版社勤務や新聞記者を皮切りに広告会社、酒造、紡績、学校経営などを経て、40代にして不動産・物流のグループを取りまとめる実業家となる。激動の時代とともに進化を続ける中国現代詩の精鋭詩人の本邦初の訳詩集。

本体2000円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-2782-8
2019年2月刊

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