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平岡敏夫『在りし日々の証に』


あの初夏


なぜいつまでも忘れられんのだろう
(「別れの電話」)

「軍隊・戦争がいつの間にか廊下に立っている。(…)死を前にして書くことのできないことはいくつも存在する。だれでもそうだろう、表現できぬものがあるのは当然である」(あとがき)。“あの”非日常の日々こそが日常であり、代えがたい青春だった。消え去りゆく、書き尽くせない時間の重みをなお、刻みつづける――最後の詩集。カバー写真=佐中由紀枝

本体2400円+税
A5判変型上製・88頁
ISBN978-4-7837-3611‐0
2018年6月刊

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