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阿部嘉昭『詩の顔、詩のからだ』


ことばの潜在性


顔をうばわれた身体だけが、すこし離れた位置に局在化し、「それがあるいている」。(…)そうだ、詩作のさだめとして――「詩の顔」はきえてゆく。だれかの身体だけがのこる。
(「放心」)


「すくなさが書く」とはどういうことか――。詩の現在に一 石を投じた『換喩詩学』(鮎川信夫賞)、『詩と減喩』に次ぐ、詩論集第3弾。「現代詩手帖」2016年の詩書月評など、詩のフィールドを賦活させる最新批評。装幀=奥定泰之

本体3800円+税
四六判並製・368頁
ISBN978-4-7837-3813-8
2018年3月刊

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