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マーサ・ナカムラ『狸の匣』


第54回現代詩手帖賞


タ テ タ テという音がなったが、
人が戻った音でも 雨粒が落ちた音でもなく、
参列にきた狐が(意味も分からず)
狸の背をたたいているのである。
(「柳田國男の死」)


「此岸から異界へ、異界から此岸への横滑りがなんの垣根もなく連続している世界」(朝吹亮二)、「清冽な情感と生き物の温もり、世界の神秘と謎の暗示、そこからやってくる密かな励まし」(中本道代)。幽明の、生物の、時空の境をこえ、詩想を自在に羽ばたかせる。颯爽と紡ぎだす、現代の民話20篇! 装画=小笠原あり、装幀=奥定泰之

本体2000円+税
四六判並製・106頁
ISBN978-4-7837-3595-3
2017年10月刊

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