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井崎外枝子『金沢駅に侏羅紀の恐竜を見た』

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私たちの詩にもジュラ紀は存在したろうか


鳥が空から一直線に落ちてくるとき目がつくられ
蘇鉄、羊歯類を踏みしめたとき魂が宿った
 
「恐ろしいほどの深い太古に思いを馳せながら、詩人の眼差しはそのまま鋭く現在に注がれる。リアルにしてスリリングな展開も魅力的。おかげで従来の女性詩にほとんど先例を見ないスケールの大きなダイナミックな詩集となった。大胆な散文的手法をふくめてかならずや私たちの詩の現在に新しい刺激をもたらしてくれるだろう」(倉橋健一)。絶対の自己、絶対の他者へ――。待望の新詩集。

本体2,800円+税
菊判並製・160頁
ISBN978-4-7837-3183-2
2010年7月刊 品切